パチンコの「期待値」を上げるために、無駄な玉の打ち出しを削減する必要があることは以前説明
しました。
では、無駄な玉の打ち出しとはどういうものか、考えてみましょう。
まず、パチンコというゲームの性質から考える必要があります。
目次
パチンコというゲーム
大当たりしていないときは玉は絶対に減っていく
そもそも、パチンコというゲームは、打ち出した玉が、入賞口に入ると、賞球数の玉が払い出され
ます。
これについては、今も昔も変わりません。
しかし、現在のパチンコは、なんらかの当たり、3つの数字がそろう、羽根物ではVゾーンに入る、
などの当たりがあり、当たっていない状態では、絶対に玉は減っていきます。
まずは、この、パチンコの大原則を頭に入れておいてください。
大当たりを得るためには玉は打ち出す=消費する必要がある
しかし、当たっていない状態でも、大当たりを得るためには、玉は打ち出さなければなりません。
大当たり=3つの数字をそろえるためには、デジタルのスタートチャッカーに玉を入れる必要が
あります。
このスタートチャッカーに玉を入れて、デジタルが回転することで、大当たりを得るチャンスが
生まれるので、通常時=絶対に玉が減っていく状態でも、玉は打ち出さなければなりません。
このことが、無駄なことなのかどうなのか、以下より整理していきます。
「無駄玉」について考える
「無駄玉」という概念
ここでは、「無駄玉」という言葉を使用し、考察したいと思います。
「無駄玉」の定義としては、
大当たりにつながらず、かつ絶対に玉が減少していく状態(通常時)に打ち出される玉
とします。
デジタル回転のスタートチャッカーに玉を入れるためには、玉を打ち出さなければなりませんが、
これは大当たりを得るために打ち出す玉なので、通常時=絶対に玉が減っていく状態で打ち出す玉
ではありますが、「無駄玉」ではありません。
また、大当たり中にチャッカーが開いている状態に打ち出す玉は、デジタルの回転は止まっている
ため、大当たりを得るために打ち出す玉ではありませんが、大当たり時=玉が増えていく状態で
打ち出す玉ですので、これも、「無駄玉」ではありません。
「無駄玉」はどのような時に打ち出される玉なのか
では、「無駄玉」=「大当たりにつながらず、かつ絶対に玉が減少していく状態(通常時)に打ち
出される玉」は、どういった状態で打ち出す玉なのか、考えてみます。
保留MAX状態で打ち出される玉=無駄玉
保留がMAX(4個もしくは8個点灯)の時に打ち出されている玉は、もしその玉がスタートチャッカー
に入ったとしても、保留は増えないので、全くデジタルの回転に寄与する玉ではありません。
また、大当たりではない状態ですので、確実に玉が減っていく状態です。
よって、この状態で打ち出される玉は、「大当たりにつながらず、かつ絶対に玉が減少していく状態
に打ち出される玉」=「無駄玉」となります。
大当たり中、ラウンド間のアタッカーが閉じている期間に打ち出される玉=無駄玉
つぎに、大当たり中ですが、大当たりとなれば、大当たりチャッカーが開いて、玉が入賞して払い
出されますが、そのラウンド間に打ち出される玉について考えます。
大当たり中ではありますが、ラウンド間のチャッカーが開いていない間は、パチンコ台の状態は、
通常時の状態と変わりません。
また、当然ですが、その状態でデジタルのスタートチャッカーに入ったとしても、だいたいの場合は
大当たりチャッカー解放時に打ち出す玉で保留MAXになりますので、いま大当たりしている以外の
大当たりにつながることはありません。
よって、この状態で打ち出される玉についても、「無駄玉」の打ち出しとなります。
確変/時短時の電チューサポート時の電チューが閉じている期間=無駄玉
ものすごく細かい話をしますが、確変/時短時に、電チューサポートがある機種で、電チューが
開く/閉じるを繰り返しています。
電チューが開いている状態時に玉を打ち出すことで、だいたい保留はMAXとなります。
しかし、電チューが閉じている瞬間を考えると、通常時と変わらない、絶対に玉が減る状態です。
電チューが閉じている状態のときに、保留MAXになっていなければ、無駄玉ではないのではないか?
という考え方もありますが、電チューが開く/閉じるを繰り返しているため、開いているときに
玉が入れば、すぐに保留MAXになりますので、電チューが閉じている状態は得ではありません。
よって、ここでの判断は、電チューが閉じている状態時に電チュー付近を通過する玉=無駄玉と
します。