パチンコを含め、ギャンブルでは、「期待値」はとっても重要です。
ここでは、パチンコの「期待値」をプラスにするための、とっても簡単な考え方について、書きたい
と思います。
目次
パチンコの「期待値」を確認する方法
パチンコの「期待値」を、確認する方法は、以下のとおりです。
- 打っている機種の「1000円あたりの回転数」を確認する。
- 打っている機種の「ボーダーライン」を調べる。
- 「1000円あたりの回転数」と、「ボーダーライン」を比較する。
- 「1000円あたりの回転数」が、「ボーダーライン」を上回っていれば、その台は、「期待値
プラス」の台となる。
これらについて、順番に説明します。
打っている機種の「1000円あたりの回転数」を確認する
まず、自分が打っている台の、1000円あたりの回転数を確認する必要があります。
出来れば、長く打って、平均値を出すのがいいのですが、長く打った後、結果期待値マイナスじゃん!
となっては元も子もないので、まずは1000円打ってみて、何回転回ったか確認します。
具体的な手順は、
- 打ち始める前に、現在の回転数を確認する。(この回転数を①とする)
※わたしは、この数字をすぐに忘れるので、メモを取るか、パチスロ用の小役カウンターに入力しておきます。 - 1000円打つ。
- 1000円打って、保留消化後の回転数を確認する。(この回転数を②とする)
- ②-①を計算する。
- この結果が、1000円あたりの回転数となる。
これを、2000円打った後の1000円あたりの平均回転数を出したいときは、
- 打ち始める前に、現在の回転数を確認する。(この回転数を①とする)
- 2000円打つ。
- 2000円打って、保留消化後の回転数を確認する。(この回転数を③とする)
- (③-①)÷2 を計算する。
- この結果が、1000円あたりの回転数となる。
1000円を何回投入したかで、割り算する数字を変更するだけで1000円あたりの回転数を確認する
ことができます。
以上、実施することは本当に簡単なのですが、打ち始める前の回転数は、投資金額が増えれば増える
ほど、本当に忘れがちですので、どこかに記録しておくことをお勧めします。
打っている機種の「ボーダーライン」を調べる
打っている機種の「ボーダーライン」を調べます。
調べるといっても、例えばP大海物語4のボーダーラインを調べたいのであれば、スマホなどで、
「P大海物語4 ボーダーライン」でググればすぐに調べられます。
(参考)ぱちがぶHPより ※ここでは、「ボーダー回転数」と表記されています。
https://machine.p-gabu.jp/guideworks/machinecontents/detail/5691
このHPでは、
「ルール」として、「1回交換」「無制限」
「交換率」として、「2.5円」~「4.0円」
で算出してくれていますので、自分が打っているホールのルール、交換率に照らし合わせて確認
します。
なお、自分でボーダーラインを計算したい!という方は、大当たり時出玉数、確変継続率、最近では
遊タイム継続回転数、遊タイム突入までの残り回転数などから計算することができます。
ただ、とっても面倒なので、ここではその方法は割愛しますw
「1000円あたりの回転数」と、「ボーダーライン」を比較する
先ほどから確認してきた、「1000円あたりの回転数」と、「ボーダーライン」を比較します。
一番簡単な方法は、
1000円あたりの回転数 > ボーダーライン ならば、期待値プラスの台!!
あほみたいにカンタンな話ですw
ボーダーラインよりも、1000円あたりの回転数のほうが大きければ、それでOK!ということです。
どの程度「期待値」がプラスなのか、確認する
上記の数字の比較だけでも「勝てる台」なのか「負ける台」なのかはわかるのですが、「勝てる台」
であっても、どれぐらい「勝てる台」なのか、計算する場合は、以下の計算を行います。
期待値 = 1000円あたりの回転数 ÷ ボーダーライン回転数
この計算式だけ覚えておけば、期待値は簡単に算出することが可能です。
期待値確認の具体例
では、実戦で具体的にどのように計算すればいいのか、例を挙げて説明していきます。
1000円あたり回転数と、ボーダーライン回転数を調べた結果、
1000円あたり回転数 = 22回
ボーダーライン回転数 = 20回
でした。
具体例1:この台は「勝てる台」なのか?
まず、勝てる台かどうかという話ですが、
1000円あたり回転数:22回 > ボーダーライン回転数:20回
が成立していますので、少なくともこの台は、「勝てる台」ということになります。
具体例2:この台の「期待値」は、いくらなのか?
では、この台の「期待値」を算出します。
「期待値」の算出方法は、
期待値 = 1000円あたりの回転数 ÷ ボーダーライン回転数
でしたので、これに当てはめていきます。
期待値 = 1000円あたりの回転数:22回 ÷ ボーダーライン回転数:20回
= 1.1(=110%)
という結果となりました。
具体例3:この「期待値」の台を1日打てば、どれだけ玉が増えるのか?
では、上記で計算した、期待値110%の台を1日打てば、理論上どれだけ玉が増えるのか計算します。
パチンコ台は、1分間に100個、玉が発射されます。
では、1時間あたりどれだけの玉が発射されるかというと、最近の台はリーチアクションが長く、その
間発射を止めるなどが必要となりますので、実際に玉が発射されている時間は、1時間のうちの40分
とします。
その台で、1日10時間実戦をした場合、
40(分) × 10(時間) = 400(分)
となり、玉が発射されている時間を400分とします。
1分あたり100個の玉が発射されるので、400分で発射される玉の総数は、
100(個/分) × 400(分) = 40000個
となります。
さきほど、期待値=110% という結果を得ていますので、この台を1日10時間打って理論上
得られる玉の数は、
40000個 × 110% = 44000個
となり、打ち込んだ40000個を引くと、
44000個 - 40000個 = 4000個
この答えの、4000個が、期待値110%の台を1日打った場合の理論上増える玉の個数となります。
実戦時の注意点:回転数のばらつきに注意!
みなさんも、パチンコを打っていて、「なんか、今ぜんぜん回らへんなー」とか、「あれ?なんか
急にめちゃめちゃ回り出した」などの経験はありませんか?
そうです。1000円あたりの回転数は、打っているとばらつきが生じます。
以下のようなばらつきが生じることは本当によくあることです。
1000円目:22回 (累計22回。 22.0回/1000円)
2000円目:18回 (累計40回。 20.0回/1000円)
3000円目:26回 (累計66回。 22.0回/1000円)
4000円目:12回 (累計78回。 19.5回/1000円)
5000円目:24回 (累計102回。 20.4回/1000円)
…
最初は、どうしても1000円打ってよく回るのかどうか?というところからのスタートになるのですが、
継続して打つのであれば、最初の1000円がボーダー越えなのでOK!!と、安心せず、継続的に回転数を
確認し、平均を計算して、本当にボーダーラインを上回る実力があるかというのを、常に考えながら
打つようにしてください。
まとめ
以上の通り、期待値を計算し、どの程度理論上玉が増えるのか?を考えるといいのですが、
計算めんどくさいわっ!!って方もいらっしゃると思います。
そうであっても、以下の考え方だけもって、パチンコを打つようにしてください。
1000円あたりの回転数 > ボーダーラインの台しか打たない!!
この考え方だけ持っていれば、長期的に見て負けることはなくなるはずです。
遊タイム導入によって、話がややこしくなってはいますが、打ち始め回転数のボーダーラインと
自分の台の1000円あたり回転数を比較して、自分の台の1000円あたり回転数が上回っているので
あれば、打ってもいいという判断をすれば、最初の一歩としては問題ないと思います。
そうすれば、おのずと勝ちが近づいてくるはずです。
※ホールのルールには従いましょう。
※実践は自己責任でお願いします。
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