みなさん、遊パチ※甘デジとも言われますね…は、打ちますか?
わたしは、遊パチはいっぱい当たるから好きです^^
ですが、遊パチはどこも回転率が悪い店ばかりだなぁと感じています。
今回は、なぜ遊パチの回転率が厳しくなるのか、シミュレーションから考察してみます。
目次
今回、シミュレーションで登場する機種
今回、シミュレーションで登場する機種は、この2機種です!
・遊パチ代表:PA大海物語4スペシャル Withアグネス・ラム
スペック
通常時大当り確率:1/99.9
確変時大当り確率:1/19.5
ST突入確率:100%
ST回数:10回
大当り振分、期待出玉、時短回数(ST含む):
10R確変: 4%、990個、100回
6R確変: 60%、590個、50回
4R確変A: 6%、390個、50回
4R確変B:30%、390個、25回
遊タイム突入回転数(ST含む):309回転
遊タイム突入後時短回数:379回
・ミドルタイプ代表:P大海物語4スペシャル
スペック
通常時大当り確率:1/319.6
確変時大当り確率:1/39.7
確変突入確率:52%
大当り出玉:1400個
遊タイム突入回転数:950回転
電サポあり後時短回数: 120回
電サポ無し後時短回数: 100回
遊タイム突入後時短回数:350回
シミュレーション条件
今回のシミュレーションは、以下の条件で実施します。
- 1日あたり回転数:
3000回転
※確変時、時短時含む。
※確変、時短時であっても、3000回転到達地点で即終了。 - シミュレーション日数:
3000日 ※毎日打っても8年かかりますw - 貸玉時4.0円/個(250個/1000円)
- 交換時3.64円/個(275個/1000円)
- 無制限持ち玉遊技 ※会員カードは持っていない想定
- 現金投資タイミング:
1日の始まりは、500円投入(=125個持ち玉)からスタート
持ち玉が0個となったときに追加500円 - 確変、時短の電サポ時の玉の増減は±0個(増減なし)とする
- 通常時の玉消化は、設定回転率によって一定のスピードで減るものとする
- 設定回転率:パチガブHPに掲載の交換率3.57円、無制限のボーダー回転数を参照
PA大海物語4スペシャル Withアグネス・ラム:20.1回
P大海物語4スペシャル:20.0回
さて、気になるシミュレーション結果は…
それぞれの項目について、結果を比較していきます。
投資金額
投資金額(円) | 最大 | 平均 | 最小 |
PA大海4アグネス | 63,500 | 19,062 | 500 |
P大海物語4 | 118,500 | 35,078 | 500 |
投資金額は、やはりミドルタイプのほうが大きくなります。
遊パチでも、ツイてなければ6万円も投資させられるんですね。。。こわっ!
差玉
差玉(個) | 最大 | 平均 | 最小 |
PA大海4アグネス | 16,334 | -2,064 | -14,662 |
P大海物語4 | 36,363 | -2,014 | -29,513 |
差玉についても、ミドルタイプのほうが、ばらつきは大きくなります。
大勝ちもできるし、大負けもできるという台ですね。
しかし、遊パチであっても、差玉1万発以上の勝ち負けは生じるようです。
平均差玉については、ボーダー回転数で回したのですが、いずれの台も約ー2000個という結果となりました。
もう少し、回転率の高い台を打つ必要がありそうです。。。
収支
収支(円) | 最大 | 平均 | 最小 |
PA大海4アグネス | 59,259 | -9,240 | -58,936 |
P大海物語4 | 132,000 | -10,514 | -118,091 |
収支平均を見ていただきたいのですが、差玉平均はミドルタイプのほうが、50個多かったのに対し、
収支平均では、ミドルタイプのほうが1200円程度悪くなっています。
これは、ミドルタイプのほうが、投資金額が大きくなるので、貸玉/交換ギャップにより、収支は悪く
なる傾向が見て取れます。
個人的には、遊パチで十分かも…4万円も勝てば十分、4万円負ければ泣けてきちゃいます^^;
現金投資割合
この数値は、1日のうち、現金投資で打っている期間の割合を数値化したものです。
この値が小さいほど、持ち玉遊技の期間が長く、この値が大きいほど、現金投資遊技の期間が長いこと
を示します。
現金投資割合 | 最大 | 平均 | 最小 |
PA大海4アグネス | 40.7% | 11.9% | 0.0% |
P大海物語4 | 77.9% | 22.8% | 0.0% |
遊パチに対し、ミドルタイプのほうが、現金投資を強いられる期間が長いということがよくわかります。
回転率が高い台を打っていても、ツキがなく大当たりが取れなければ、現金投資を強いられる期間が長く
なってしまいます。
この点については、よく理解したうえで、打ち込んでいく必要がありそうです。
遊パチの回転率が悪い原因は、ここにあった!!
今回は、遊パチとミドルタイプを、シミュレーション値で比較してみました。
遊パチの回転率が悪くなってしまう原因は、客側の現金投資遊技の割合に大きな差があることにあり
ます。
ホール側は、貸玉時と交換時でギャップがある場合、現金投資を多くしてもらうほうが利益は大きく
なります。
今回のシミュレーションで、遊パチ、ミドルタイプそれぞれを、ボーダー回転率で回しているのにも
かかわらず、ミドルタイプのほうが、現金投資割合が大きくなることがわかりました。
これは、ホール側からすると、ミドルタイプは遊パチよりも、多少回転率を甘めにしても、採算が合う
ということとなり、逆に、遊パチは、回転率を甘めにしにくいとも言えます。
結果、どうしても遊パチの回転率が悪い傾向とならざるを得ないということになります。
シミュレーション結果から得られた戦略
以上から、遊パチ、ミドルタイプというスペックの観点から、以下の戦略で立ち向かうことで、勝率は
アップすると考察します。
- 同じ程度ボーダーラインを上回る回転率がある遊パチとミドルタイプがあるのであれば、遊パチを
選択するほうが有利 - 全般的な傾向、ホール側の都合を考慮すると、遊パチよりミドルタイプのほうが甘くする可能性が
高い - 遊パチよりミドルタイプのほうが投資金額がかさむ傾向にあるので、回転率の良いミドルタイプに
座れたとしても、ある程度資金に余裕があったほうがよい
※資金に余裕がないと、回転率を活かしきれず撤退せざるを得なくなるため - ホール会員になり、再プレイ無制限手数料なしで打てるのであれば、遊パチ、ミドルタイプにかか
わらず、ボーダーラインよりどれだけ上回っているか?の観点だけで台を選択するべき
※この場合、現金投資割合がどちらも0となるため
まとめ
いままで、体感的に、遊パチは厳しいなぁと思っていたので、今回シミュレーションを実施、検証して
みました。
等価交換が日本のホールから消えた現状、今回のシミュレーションは全国のホールに適用できる考え方
と考えており、ホール側の立場から考察すると、遊パチは厳しくなりがちであることが、あらためて
理解できました。
みなさんも、この現状を理解したうえで、ホールでの立ち回りを考察してみてはいかがでしょうか。
※ホールのルールには従いましょう。
※実践は自己責任でお願いします。
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