パチスロで、「目押し」という”技術”がありますが、目押しが出来ないという方もいらっしゃると
思います。
しかし、わたしは、目押しはだれでも出来るものだと考えています。
この記事にたどり着いた方に、まずは、目押しというのはそんなに難しくないものだという、
マインドセットをしたうえで、目押しを成功するための秘訣をお伝えしたいと思います。
目次
そもそも、目押し=特殊技術なのか?
目押しが出来ない方からすると、「目押しなんて特殊技術だよ!」とか、「生まれもってきたものが
違う!」とかの声が聞こえてきます。
でも、それは、果たして事実なのでしょうか?
特殊技術であれば、目押しできる人、ホール内にたくさんいるような気がしませんか?
結論としては、「目押しというものは、特殊技術ではない!」となるのですが、そのあたりについて、
少し考察してみたいと思います。
パチスロのリール速度
パチスロのリール速度を算出してみる
すこしめんどくさい速度計算の話をします。
ここは、ただ計算しているだけなので、結果だけ見て読み飛ばしていただいても結構ですw
まず、パチスロのリールは、1周約0.8秒で回転しています。絵柄は21コマあるため、1コマあたり
0.04秒で1コマずつ移動します。
これだけ聞くと、めちゃくちゃ速そうに見えます。。。が、もう少しお付き合いください。
ジャグラーを例にとりますが、のリールの窓枠縦サイズは約10cm(=0.1m=0.0001km)です。
縦に、絵柄は3コマ見えるので、ある絵柄が窓枠縦サイズ10cmを通過するスピードは、
0.0001km/(0.04秒×3コマ)×60秒×60分=3km/h
となります。
結論:パチスロのリール速度は、時速約3kmです。
パチスロのリール速度は、人が歩く速度より遅い
一般の人が歩くスピード、みなさん、ご存知でしょうか?
人が歩くスピードは、一般的に時速約4kmと言われています。
一方、さきほど計算しました、パチスロのリール速度は、時速約3kmでした。
よって、リールの回転スピードは、人が歩くスピードよりも遅いのです!
パチスロの「目押し」は、誰でもできる!
普段の生活の中で、例えば、歩いている友人を見た時、友人と認識できなかったということは
あまりないと思います。
たしかに、10cmしか見えない隙間の向こうを友人が通過することになるので、気が付かないことも
ありますが、このタイミングで友人が歩いて通過するというのが事前にわかっているのであれば、
判別も可能と思います。
そう考えると、目押しというものは、特殊技術ではない、だれでも出来る技術!というのが理解
いただけるかと思います。
リールに絵柄が見えた瞬間ストップボタンを押す…?
陸上短距離走のフライングルール
少し、話は変わります。陸上競技のルールについてです。
陸上競技のフライングって何秒から?基準やルール改正について知ろう!(スポジョバ)
陸上競技の短距離走のスタートについて、スタート合図から0.1秒以内に体が動いてしまうと、不正
スタート(フライング)と判定するというルールがあります。
このルールは、人間がなにかの合図のあとに、反応できるスピードの限界が0.1秒であり、それ以下
の時間で反応するということは、人間としてあり得ないこととして、フライング判定されるという
ものです。
あれだけ訓練された陸上選手ですら、0.1秒以内で体が動くことはありえないとされています。
「リール絵柄が見える→すぐストップボタンを押す」は間違い
となると、われわれのような、ただのパチスロ打ち(笑)が、狙うべき絵柄が見えてすぐにストップ
ボタンを押したとしても、0.1秒以内で押すのは絶対に無理ということになります。
パチスロのリールは、1コマあたり、約0.04秒で次の位置に移行するので、ストップボタンを押す
タイミングが0.1秒遅れると、3コマ下に移動してしまいます。
よって、
「リールに絵柄が見えた瞬間ストップボタンを押す」という方法では、目押しは出来ない。
ということになります。
正しい目押しの方法
パチスロリールの回転周期は一定
では、どのようにして、目押しをすればいいのでしょうか?
ここで考えるべきことは、パチスロリールの回転周期は一定であるということです。
上記のパチスロリールの速度計算のところにも書きましたが、パチスロリールの回転周期は、
1周=約0.8秒と決まっています。
ということは、狙うべき絵柄は、約0.8秒に一度、常に通過しているということです。
ストップボタンを押すのは、狙うべき絵柄が見えた0.6秒~0.8秒後!
よって、狙うべき絵柄が見えたら、約0.8秒後にストップボタンを押すのが、簡単で、かつ正しい
目押しの方法となります。
また、パチスロでは、すべりが存在し、すべりコマ数は0コマ~4コマと規定されています。
最大4コマ手前でストップボタンを押せば、狙うべき絵柄はすべって引き込んでくれるということ
です。
すべる範囲を時間にすると、0.2秒手前でストップボタンを押しても、狙った絵柄は止まるという
こととなります。
狙うべき絵柄が見えてから0.6秒~0.8秒の範囲内でストップボタンを押せばいいということです。
0.8秒で回転しているものを、0.6秒~0.8秒の範囲でストップボタンを押せばいいと考えると、
そんなに難しくないと思いませんか?
実際、慣れた人が打つと、0~4コマの引き込みがあれば、1日打ち続けても、ミスなく打ち続ける
ことは可能です。
0.8秒のタイミングさえつかめれば、目押しは難しくない!
ここまで、考察してきたことを整理すると、
- パチスロリール速度は、人が歩く速度より遅い
- パチスロリールの絵柄は、0.8秒に1度、常に通過している。
- ストップボタンを押すタイミングは、狙うべき絵柄が見えた0.6秒~0.8秒後
ということになります。
当然といえば当然なのですが、この「0.8秒」というのが、目押しを成功させる重要なタイミング
となります。
よって、目押しが苦手な方は、まずは、この「0.8秒」というのを、身体でリズム感覚を取れるよう
にしてもらうのが目押し成功への秘訣となります。
実際にホールに行ってパチスロリールを見るのもいいですし、スマホのパチスロアプリで見るのも
いいですし、なんならストップウォッチで体感するのもいいと思います。
この、「0.8秒」さえ、リズム感覚をつかみさえすれば、あとは自然と回転中のリール絵柄も見える
ようになりますし、ストップボタンを押すタイミングも、この「0.8秒」というリズムに従って押せ
ば、狙うべき絵柄が止まるということになります。
最後に
パチスロの「目押し」は、そもそも、そんなに難しいことではありません。
難しいことだとすると、あんなにもホール内で目押しできる人は多くないはずです。
目押しが苦手だという方も、誰でもすぐにできるようになると思いますので、ここに書きました
ことを頭に入れて、練習してみてください。
※ホールのルールには従いましょう。
※実践は自己責任でお願いします。
こちらで、「目押し」は出来たほうがいいのか?を解説しています。
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