【株式投資】【投資格言】彼岸底となるか?|3月決算銘柄権利付き最終日前に知っておくべき投資格言5選

2021年の株式市況は節分天井とはいかず、2週間後の2月16日に日経平均終値30467円をつけました。そこから彼岸に向けて少し下げて3月24日に日経平均終値28405円を付けてから切り返している展開です。
(参考)日経平均株価(Google Finance)

彼岸底であれば、ここからまた3万円台回復となるか?というところですし、チャートのテクニカル分析的には、2月16日、3月18日のダブルトップから、ネックの3月8日につけた28743円を大きく割って下げに転じるのか、難しいところです。

また、3月決算銘柄の2021年権利付き最終日は3月29日ですので、みなさんの中には、株主優待欲しいしどこかの株を買おう!って考えている方もいらっしゃると思います。

今回は、これから仕掛ける際に知っておくべき投資格言を5つピックアップしました。

麦わら帽子は冬に買え

ウォール街で有名な投資格言のひとつで、麦わら帽子は夏に必要なもので、冬に買うと安く買えるので、その安い時に買いましょうという投資格言です。

株式会社は、1年間を会計期間としており、最近は情報も発達しているので、夏に売れる商品がメインの会社だからと言って夏に株価を上げて冬に株価を下げるといったことは少ないと思いますが、数年後大きく伸びる商品、サービスを扱っている会社を検討しておくのは必要かもしれません。

例えば、今予定されている大イベント、大阪万博で必要となりそうなものを取り扱っている会社などは考察しておいていいと思います。

落ちてくるナイフは掴むな

これも有名な投資格言のひとつです。落ちてくるナイフをつかむって、考えただけで痛そう。。。

株価が「下げ始めた」ところ、もしくは「下げている最中」に株を買うのは、落ちてくるナイフをつかむのと同じような行動であるという、このような投資行動を戒める格言です。

おなじ買うのであれば、株価が「下げ切った」ところを安値で買う。格言に直すと、「落ちたナイフを拾う」といったところでしょうか。

完全に落ちたナイフを拾うだけなら、そんなに危険ではないと思います。

動かぬ株に手を出すな

この投資格言は、どちらかというと短期投資に向けた格言かもしれませんが、長期目線で見ても、やはり株価に反映されないと、最終的に儲けることはできません。

株価が動かないということは、そもそもその企業が大きく成長していないということですので、企業の業績を分析することが本来重要ではありますが、結果として株価が動かない企業は、ファンダメンタルズ的にも魅力がない企業の裏返しということとも言えます。

安物買いの銭失い

この格言は、普通の買い物でもよく言われる格言ですが、株式投資でも通用する格言です。

株式投資は安く買って高く売ることで儲けるものではありますが、ただ漫然と安い株を買ってばかりでは、銭を失ってしまいます。

企業の業績をよく分析したうえで、この業績でこの株価なら「安い」と思える企業の株を買うように心がけましょう。

株を買うより時を買え

上記の4つの格言は、株式銘柄選定の際に注意するべき格言をピックアップしましたが、この格言は、市況に対する格言です。

どんな銘柄でも、市況が好調な時は、株価は値上がりすることが多く、また逆に、市況が不調な時は、どんなにいい銘柄であっても、株価は値下がりすることが多いです。

銘柄を選定するより、時=市況がこれから上がるのかどうかを判断して買うほうが重要であると、注意喚起している格言です。

まとめ

今回は、権利付き最終日の前に、知っておくべき投資格言を5つピックアップしました。

そのうち、4つは銘柄選定に関する投資格言、1つは市況に関する投資格言でした。

銘柄選定に関しては、「もうすぐ権利付き最終日なので早く買わないと株主優待が~!!」といって、企業の分析もそこそこに株式を購入してしまうと、株主優待で得た利益以上の損失を出すことにもなりかねません。

株主優待目的で投資するとしても、上記の格言を頭に入れて置いたうえで、麦わら帽子を冬に買うように、株式も権利付き最終日を過ぎた後、いったんみんながその銘柄の株主優待のことを忘れた頃に買うというのも作戦のひとつかもしれません。

また、もうすこし長期目線では、冒頭に書きましたが、2021年3月24日で、日経平均は彼岸底を打ったのか、ダブルトップを形成してこれから下げるのか、難しいところと言えます。

権利付き最終日を考慮せずに、本日3月26日(=執筆日)に長期投資を考察するのであれば、あと数日間の市況の方向性を見極めてから、投資行動を考察するほうがいいのかもしれません。

以上、みなさんの投資行動の一助となれば幸いです。

※個人的な私見を含みます。
※投資に関する判断は自己責任にてお願いします。

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