2021年2月16日、30年ぶりに日経平均30000円突破したと思えば、2月26日に過去10番目の下げ幅
となる▲1202円で日経平均29000円割れと、ここ最近、少し荒い相場が続いています。
このような乱高下が続く中でも、慌てないように、知っておくべき投資格言を5つピックアップしたい
と思います。
目次
節分天井、彼岸底
古くから日本で言い伝えられる株式投資格言のひとつで、2月上旬の節分ごろに天井をつけて、
3月20日ごろの春分の日あたりに底をうつという格言です。
これは、どうやら日本は3月決算の企業が多くあるため、どうしても3月20日ごろの春分の日あたり
に決算対策やポジション整理で底値を付けることが多いとのことです。
今年、2021年については、節分以降も株価は上昇を続けましたので、少し格言とはずれていますが、
3月20日ごろに向けては下げる可能性があるという格言が日本にあるということは、知っていて損は
ないと思います。
意地商いは破滅の元
読んで字のごとくですが、意地を張って相場に立ち向かうと、破滅しますよという意味です。
自分の予想は絶対に正しい!と、間違いを認めず、ともすればナンピンを繰り返すようなことを
していては、本当に取り返しのつかないことになりかねません。
自分はどの時間足で取引をしているのか?その時間足で現在どのような状況にあるのか?その状況は
仕掛けた時に考察していた範疇の動きなのか?ということを冷静に分析し、間違っていたのであれば、
意地を張らずに整理する。
これが、相場で生き残るためには重要な判断になると思います。
万人が万人ながら強気ならたわけになりて米を売るべし
江戸時代の米相場の中から生まれた格言です。
みんなが強気で、値を上げているなら、自分はたわけになって※アホになってということでいいと思います
米を売れという格言です。
株式相場にも当てはまると思います。
現在、株式投資が人気で、口座開設数もかなりの勢いで増えています。
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もしかしたら、「たわけ」になる時期は近いのかもしれません…
物盛んなれば則ち衰う
「栄枯盛衰」という四字熟語でも表されますが、物事は盛んになればやがては衰えるという格言です。
アメリカ生まれの格言にも似たものがあり、
強気相場は、絶望の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福の中で消えていく
Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism, and die on euphoria.
という格言があります。
ダウ理論で言うところの第3フェーズに入っている状態が、「物盛ん」な状態、「幸福」の中の状態
で、それがもしも「今」だとすると、次は、「衰え」、「消えていく」が待っているのかもしれま
せん。
戻り待ちに戻りなし
保有株が値を下げたので、「少し戻ってから売ろう」と思っても、株価は戻らないということを表した
格言です。
そして、大きな損失を被ってしまうと、大半の方は、いわゆる「塩漬け」状態にしてしまいがちです。
やはり、これも、間違いであったのであれば素直に認め、早くポジションを整理することで、資金を
新たな投資先に仕向けることも可能になりますので、知っていて損はない格言だと思います。
まとめ
以上、少し荒れ模様の相場のなかで、知っておくべき投資格言を5つピックアップしてみました。
- 強気相場はいつまでも続くものではないということをあらためて理解すること。
- もし投資判断を間違えていたのであれば素直に認めてポジションを整理すること。
- 日本の相場には過去から季節性も存在しうること。
- 皆が買い向かっているのであれば、反対売買も検討すること。
などを考慮に入れる必要があると考えています。
みなさんの投資判断の一助になれば幸いです。
※個人的な私見を含みます。
※投資に関する判断は自己責任にてお願いします。
※その他、投資格言集はこちら。
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