日本には、380万社以上の企業があります。そのうち、株式上場企業は3800社あまりあります。
これら数多くの企業は、それぞれさまざまな商品、サービスを提供し、会社経営をしています。
今回は、数多ある企業から、どのような商品、サービスを取り扱う企業が、長期投資に向いているか、
考察したいと思います。
目次
他に代替がないか、代替が少ない商品、サービスを取り扱う企業
現在、他に代替がないか、代替が少ない商品、サービスを取り扱う企業は、長く高収益を上げる可能性
が高いと考えられます。
- 価格競争に巻き込まれにくい
- 原価が高騰した場合、価格に転嫁しやすい
といった有利な点が考えられます。
- 鉄道関連
- 航空関連
- 電力・ガス
- 携帯事業関連
など、インフラ関連がまず思いつくところです。
(参考)東証33業種(Yahooファイナンス)
https://info.finance.yahoo.co.jp/analystreport/sector33/
ただし、上記の事業は、莫大な投資も必要となりますので、有利子負債が大きい企業も多数あります。
ですので、企業の財務状況はよく確認しておく必要があります。
上記以外で、他に代替えがない商品、サービスを提供している企業を考察すると、
- JT(2914):
たばこ生産、販売。
たばこを作れるのは日本でここだけ。 - フジミインコーポテッド(5384):
ウエハ研磨剤最大手。
あまり競合は見られないかも…実はあまり詳しくない(;;) - USS(4732):
中古車オークション会場運営。
わたくし、他の競合知りません!!
などが考えられます。
同じ商品、サービスを扱う企業はあるが、ブランド力で他を圧倒している企業
ブランド力で、同業他社を圧倒している企業も、市場で優位に立てることが出来るので、長期投資
対象になると思います。
これに該当しそうな企業の一例を挙げると、
- MonotaRO(3064):
工場、工事用資材のネット通販。
この分野でみんな思いつくのはモノタロウでしょうw - カカクコム(2371):
価格比較サイト「価格.com」運営。
ネットで値段比較するときって、価格.comしかないでしょ? - カルビー(2229):
スナック菓子最大手。
ポテトチップス、かっぱえびせん、サッポロポテト…食べたいw - メルカリ(4385):
フリマアプリ首位。
他にもフリマアプリはありますが、現状(2021年初頭)、あたま一つ抜き出ている感じがします。
などが思いつきます。
女性の方でしたら、衣類や化粧品など、女性が必ずと言っていいほど選択するブランドの企業もある
と思いますので、そういう見方で企業を探してみるのもいいと思います。
生活必需品、生活する上で必要な商品、サービスを取り扱う企業
生活必需品、生活する上で必要な商品、サービスを取り扱う企業も、長期投資の対象となると考え
ます。
- 花王(4452):
トイレタリー国内首位。
石鹸とか洗剤とかなくなると、生活無理ですから…
※ちなみに、花王は、2020年12月期まで、31期連続増配達成しており、2021年12月期も増配を発表している
ので、この点からも長期投資には向くかもしれません。 - トヨタ自動車(7203):
言わずと知れた自動車メーカー最大手。
都会は少し事情が異なるかもしれませんが、私のような田舎暮らしの人には、自動車は必須
アイテムです。
他にも自動車メーカーはたくさんありますが、まずはトヨタ自動車を挙げておきました。
※テスラが電気自動車を日本で大々的に売り始めると、ちょっと怖いかも… - ENEOSホールディングス(5020):
石油元売り首位。
自動車やら飛行機やら火力発電所やらを動かすにも、燃料は絶対に必要ですから…
※2050年目標の「脱酸素社会」は、まだ先なので…
ここでは、一例としてそれぞれの分野の最大手企業を挙げてみましたが、これ以外にも必需品を
提供してい企業は多数あります。
その中から、ここまでの売上、利益の進捗や、財務状況、現在の株価などを考慮して、投資判断を
行えばいいと思います。
【株式投資】【長期投資】長期投資に適した成長企業の探し方
まとめ
長期投資対象を探す上で、まず重要なことは、「企業が倒産しないこと」。
その中で、成長が見込まれる企業をセレクトして、投資していくというのが、長期投資の最適な戦略
と考えております。
上記に挙げた選別方法を参考にしていただき、自分なりの長期投資対象企業を探してみるのも、面白い
と思います。
※個人的な私見を含みます。
※ここで挙げた銘柄は、一例を挙げたものであり、推奨するものではありません。
※投資に関する判断は自己責任にてお願いします。