投資格言はいろいろありますが、中にはショッキングな言葉を使ってわれわれ投資家を戒める投資格言があります。
今回は、ショッキングな言葉が入った投資格言を5つピックアップしたいと思います。
目次
相場で儲けるにはもうひとりの馬鹿を探せ
まずは、「馬鹿」ときました。。。^^;
株を買ったとして、自分が高値で売り抜けるためには、その高値で買ってくれる人がいなければ儲けることが出来ません。
自分は、「この株はもう十分高値を付けている」と判断したので売りたいので、その高値でも買う人を、「馬鹿」と表しています。
「馬鹿」は、買ってくれる人なのか、はたまた今売ろうとしている自分なのかは、その後の株価の動きが判明してやっとわかることなので、その判断が正しいかどうかは誰にもわかりませんが、少なくとも、自分にとっての「馬鹿」な、高値で買ってくれる人を探せということです。
自分のほうがが正しい判断をしているんだと、ある程度自信を持てるような根拠がないと、買ってくれる相手を、「馬鹿」などということはできません。
買うにも売るにも、自分なりの根拠を持って相場に参加しましょう。
突発事故は売るな
次は、「事故」という、穏やかではない言葉がきました。
企業内で事故や火災などが発生した場合、一時的に操業停止となることがありますが、その多くは企業で復旧作業などがすぐに行われ、操業再開されます。
事故、火災などは、発生しないに越したことはありませんが、たとえ事故、火災などが発生して、一時的に株価が下がったとしても、慌てて売ってしまうことはしないようにしましょうという投資格言です。
天災は買い向かえ
執筆(2021年3月22日)の数日前も、東北地方で地震が発生し、被害が報告されております。
被災された方には、お見舞い申し上げます。
心情面は別として、「天災は買い向かえ」という投資格言が、ウォール街で言い伝えられています。
前述の、「突発事故は売るな」と同じく、天災によって工場操業停止したとしても、ほとんどの場合、企業はすぐに操業再開に向けて努力してくれます。
もし、天災が発生し、企業の操業に影響が出て、株価が暴落しているのであれば、あえて買い向かえという投資格言です。
心情的に天災発生の際に株式取引の気分になれるかどうかというのはありますが、このような「天災は買い向かえ」という投資格言があるということが頭に入っているだけで、今後の投資行動が変わってくると思います。
市場が血で染まっている時が、絶好の買い場である
Buy when there’s blood in the streets.
「血で染まっている」とは、おどおどしい言葉を使った投資格言です。
「the streets」は、ウォール街をさす言葉で、日本語訳では「市場」と訳される場合が多いです。
市場が大暴落に見舞われ、市場参加者がみな狼狽売りしているような状況は、「絶好の買い場」ということになります。
思い起こせば、新型コロナウイルスが蔓延し始めた2020年3月、日経平均は直近高値24000円→16400円割れまで、30%以上の下落に見舞われました。
しかし、国の政策などが功を奏し、2021年2月には日経平均30000円を突破するまでに至りました。
この、コロナ暴落時に買い向かえていれば、きっと今は利益が残っているはずです。
今後も、なんかしらの理由で、いつか必ず暴落は発生します。
その時に、この投資格言「市場が血で染まっている時が、絶好の買い場である」を覚えておくことで、きっと投資行動は変わってくるはずです。
前科者ほどよく上がる
最後に、「前科者」ときました。その言い方どうよ…^^;
ここで表される、「前科者」とは、いわゆる「仕手株」として多くの取引が行われた過去がある銘柄のことで、どうしても投資家の記憶に残っているため、ちょっとした好材料の情報によって、よく上がる傾向にあるという投資格言です。
わたしの投資スタンスでは、「前科者」に手を出すトレードルールはありませんが、急激な値幅で動いている銘柄を見つけた時、この「前科者ほどよく上がる」という投資格言を思い出して、自分の投資行動はどうするべきか、自分のトレードルールに仕手株を扱うルールがあるのか、よく考えた上で投資行動を起こすようにしましょう。
まとめ
以上、今回は、ショッキングな言葉が入った投資格言を5つピックアップしてみました。
心情的なところから、投資行動がぶれることもあると思いますが、自分が投資行動してもしなくても、株価は動きます。
今回のショッキングな言葉が入った投資格言を頭に入れておいて、いざこれらの投資格言に該当するような出来事が発生した時、正しい投資行動が出来るように準備しておきましょう。
※個人的な私見を含みます。
※投資に関する判断は自己責任にてお願いします。
※その他、投資格言集はこちら。