【株式投資】【投資商品】実は全然違う!?|株式取引と外国為替証拠金取引、商品先物取引との大きな違い

投資について、いろいろな投資商品があります。

会社の株式を取引する株式取引、外国の通貨を取引する外国為替証拠金取引(FX) 、金、原油
などの商品先物取引(コモディティ) などがあります。

今回は、それぞれの投資商品についての特徴を踏まえ、投資戦略を考察してみます。

どれも見た目は同じだが…

どの商品も、時価で取引され、その取引によって時価が変動し、その変動がチャートとして表され
ます。

そのチャートだけを見ていると、どの商品も同じように見えます。

また、いずれの商品でも、安く買って高く売る、もしくは、先に高く売って安く買い戻せば、利益
を得ることが出来ます。

当然、高く買ってしまって安く売らざるを得ない、もしくは、先に売った価格よりも値上がりして
しまい、高く買い戻すと、損失となります。

この部分だけを見てみると、株式取引もFXも商品先物も、あまり変わらないように見えます。

取引対象は自ら価値を生んでいるのか?

しかし、取引をしている対象物に着目すると、少し考える必要が出てきます。

会社は、企業価値を向上させるために、社長以下従業員が常時努力しています。
通貨は、通常は国家が極端なインフレ/デフレとならないよう調整します。
商品は、その商品そのもので、価値を変動することはありません。
※例えば、原油1リットルのエネルギー量は、外部努力で増えることはありませんからね…

ということから、他の投資商品と異なり、株式は、自ら価値が向上する可能性が高い商品である
ということがわかります。

短期的な取引となりますと、単にチャートのテクニカル分析だけに頼る方法もありますが、
長期的な視点で考えると、株式取引は期待値が高い勝負ができる可能性がある取引であるという
ことになります。

長期投資に適している株式投資

下のグラフは、1801年にそれぞれの投資商品に1ドル投資した場合、2001年にいくらになったか
というグラフです。

これを見ても、会社は、社長、社員によっていかに付加価値を向上させているかがわかると思います。

短期の取引は、早くお金持ちになれる可能性を秘めています。
しかし、そのためには、それなりの戦略が必要となります。戦略がないと、結局は普通のギャンブル
と同様、期待値の低い勝負となってしまい、最終的には負けてしまいます。

長期の取引は、株式取引に限り、株式会社の社長、従業員が一生懸命頑張って付加価値を向上させて、
その向上分が株価に反映され、結果株価は値上がりし、株主に利益をもたらしてくれます。

株主は企業価値向上のための努力は何もしていません。株を買った(=出資した)だけです。
それで利益をもたらしてくれるのです。

投資戦略のまとめ

まとめとして、この投資を実現するためには、以下の戦略を考察する必要があります。

  • 株式投資であること
  • 長期投資を考察すること
  • 長期投資の中で発生する暴落にも耐えられる投資を考察すること
  • 企業努力に見合う、もしくはそれ以上の成長が見込める企業を考察すること

長期投資に適した成長企業の探し方については、以下にまとめていますので、よかったら読んでみて
ください。
【株式投資】【長期投資】長期投資に適した成長企業の探し方

※個人的な私見を含みます。
※投資に関する判断は自己責任にてお願いします。

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